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高校生だった自分に伝えたい。人生をかけた仕事への覚悟

スタッフの声25/09/03

これから社会に出ることを考えている高校生や専門学校生、あるいは、すでに働き始めたものの転職を考えている方へ──

このブログでは山下板金で働くスタッフが、どんな思いや経験を経て、この仕事を選んだのかをご紹介していきます。

また実際に現場で活躍しているメンバーの声を通して、職人という仕事のリアルな魅力をお伝えできればと思います。

ーーー

今回ご紹介するのは、職人歴18年の西島。
山下板金の現場を支えるベテランとして、繊細な仕事ぶりと気配りのある立ち居振る舞いが社内外から信頼を集めています。

「やりたくて選んだわけではない」といいながらもこの仕事でキャリアを重ねてきた彼に、
板金職人として働くってどういうことか、
どんな気持ちで続けてきたのか、
を聞いてみました。

一人前になるまでの、2年間の葛藤と変化

今では一人で現場を任される職人として活躍している西島ですが、板金の仕事との出会いは、決して計画的なものではありませんでした。
ここでは、仕事を始めた当初のことを振り返ってもらいました。

板金の仕事に就いたきっかけは?

最初は建設会社で働いていましたが、会社がなくなることになって。
ちょうどその頃に、山下板金の現会長から「うちに来ないか」と声をかけてもらったんです。
前職のころも協力会社として手伝いに来ていたことはあったんですが、ただ指示された場所にビスを打っているだけだったので、同じ業界とはいえ、入社してからはほとんど未経験で板金の仕事を覚えていきました。

最初から面白いと感じていましたか?

最初の2年くらいは、毎日のように「辞めたい」と思ってました。
親方は優しいけど仕事には厳しい。ちょっとしたことでも叱られるし、当時の自分にはその厳しさがきつかった。
でも少しずつ自分で動けるようになって、現場を任せてもらえるようになってから、考え方が変わっていきました。

「仕事が面白い」と感じるようになったのはいつごろですか?

初めて「一人で現場に行ってみろ」と任されたとき、自分の中で何かが変わった気がしました。
現場の状況を見て、自分で段取りを決めて、作業を終わらせる。そんな風に仕事を組み立てることが、少しずつ面白くなってきたんです。
板金の仕事は毎回現場が違って、同じことの繰り返しじゃない。そこが魅力だと思います。

屋根は、知恵で守る仕事

板金の中でも、特に屋根の仕事は「頭を使う仕事」だと西島は話します。
図面通りにいかないことも多い中、どうすれば“漏れない屋根”を実現できるのか。
現場での工夫や判断力が試される、この仕事の醍醐味について聞きました。

屋根の工事には、どんな難しさがありますか?

屋根は雨漏りしたらすべてやり直しです。
だからこそ気を使いますし、「納め方」に頭を使う場面がとても多いんです。
設計図の通りに施工できれば一番いいんですが、実際の現場では無理があることもあります。
「この寸法じゃ板が曲がる」「この位置じゃ水が漏れる」など、実際に現場を見てみないと分からないことも多くて。
そういうときは自分の経験や感覚を頼りに、どう納めるかを考えます。

「納める」とはどういうことですか?

雨水が流れる方向を読んで、どこで止めて、どこに逃がすかを決めていく作業のことです。
板金では「納め方」がとても重要なんです。
ピタッと納まったときは本当に気持ちがいいですよ。
自分の知恵と手でキレイにおさまったときは、すごい達成感があります。
誰かに見せるわけではないですが、職人としてはそういう瞬間がいちばん嬉しいですね。

山下板金の強みはどんなところだと思いますか?

技術力の高さはもちろんですが、現場での礼儀や、他の職人さんたちとの関係性も大事にしているところです。
一つの家を建てるにはたくさんの業者が関わります。その中でスムーズに仕事を進めるには、しっかりと挨拶をし、気持ちのいいやりとりができることも重要なんです。
自分の仕事だけでなく、現場全体がうまく回るように考えて動く。
そうした姿勢が評価されているのかなと感じています。
「山下板金が入ってくれるなら安心」と言っていただけることもあり、励みになりますね。

若い世代へ伝えたいこと

現場での経験を重ねてきた西島が、これから社会に出る若い人たちに向けて、仕事との向き合い方や、職人としての覚悟について語ってくれました。

昔と今の「仕事に対する考え方の違い」についてどう感じていますか?

正直、今の若い人は“頭が良すぎる”と感じることがあります。
無駄なことをしない、効率を考える、ちゃんと線引きをする──それはすごく大事なことだと思うし、自分たちの時代にはなかった価値観です。
ただ鋏の使い方ひとつ、何百回も繰り返して手に馴染ませる。そうやって自分の腕で“食えるようになる”のが職人の世界。
その道をショートカットしようとしてもうまくいかないことが多い。
だから、「自分がどうなりたいのか」「何を身につけたいのか」、そこをはっきりさせて、それに向かって自分で動いていくことが大事だと思います。

板金の仕事にはどんな人が向いていると思いますか?

手を動かすことが好きな人や、細かいところまで気がつく人には向いていると思います。
あとはコツコツ続けられるかどうか。最初からうまくいく仕事じゃないですし、現場では失敗することもたくさんあります。でもそのたびに「次はこうしよう」と考えながら進んでいける人なら、きっと成長できると思います。

どんな覚悟でこの仕事に向き合っていますか?

自分はこの仕事で一生食っていくと決めています。
そう思えたのは現場を任せてもらえるようになってから。責任も増えましたが、その分やりがいも大きくなりました。
誰かに評価されたいよりも、自分が納得できる仕事をしたい。その気持ちが一番強いです。
若い人にも「自分がやったと誇りを持てる仕事」をして、やりがいを感じてほしいと思います。

現場を支える職人の仕事は、人の暮らしや街の風景をつくる大切な仕事です。

西島のように、最初は迷いながらでも、自分の手で道を切り拓いてきた職人が、山下板金にはいます。

「何かを極めてみたい」
「誇れる仕事をしてみたい」
そんな思いが少しでもあれば、ぜひ私たちの職場をのぞきに来てください。

あなたの一歩を、私たちは歓迎します。

 

 

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