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“伸びる若手”の共通点──ベテランと社長が語るリアルな現場感覚

スタッフの声25/11/29

こんにちは、山下板金です。

このブログでは、「これから鈑金の仕事をやってみようか」と考えている人や、「興味はあるけど自信がない」と不安を感じている人に、鈑金のリアルな情報をお届けしています。

今回は、長年現場で若手を見てきたベテラン職人・西島と、採用から育成までを担う社長。

それぞれの立場から、「現場で伸びていく若手」の共通点について語り合いました。

やる気、伝え方、ミスとの向き合い方――。

たとえ技術は未熟であっても、信頼される若手になるにはどうすればいいのか。

今回はこのふたりの対談から、“伸びていく若手”に共通する姿勢や行動を掘り下げてみたいと思います。

やる気は「あるだけ」じゃ伝わらない

Q. 伸びる若手には、共通する特徴がありますか?

西島:やる気がある人ですね。ただし、やる気があっても周囲にそれが伝わらない人が多いです。思っていても態度に出さなかったり、口に出さなかったりすると周りには響かない。逆に、疑問に思うことを先輩に聞いたり、自分から「こう思うんですけど」と提案できる人には自然と目がいきます。

社長:採用のときでも現場でも、「やる気あります!」だけで終わると、言ってるだけの人で終わります。でも、たとえば「昨日の現場でこう思ったんですが、こういう方法でもいいですか?」という相談ができる人は、自分で考えて動けているなと感じます。それがこの仕事に対する「やる気」ですね。

西島:毎朝ミーティングをしているので、その時間も有効に活用すればいいと思います。ミーティングでは必要なときは30 分くらい時間をかけて打合せをしたり、現場の問題について話ています。

社長:朝のミーティングは、段取りだけじゃなく、昨日のことや今の悩み、次の現場の準備など、仕事に関連する全てのことをみんなで考える時間にしているんです。たとえ入社したばかりでも、自分の考えを出せる場として、成長のチャンスにしてほしいですね。

興味を持てば、成長スピードは変わる

Q. 技術以前に“興味を持つ姿勢”も共通点でしょうか?

社長:もちろんです。当社の若手スタッフの中山は、SNSで見つけた国内外の鈑金に関する投稿を見つけては、板金のやり方や道具の使い方を自ら提案してきます。

中山は入社した頃から技術があるので、全くの新人とは違うところもありますが、それでも興味を持って仕事に向き合っている若手には、「この人は伸びるだろうな」と感じます。たとえ技術がまだ追いついていなくても、探究心のある人には「チャレンジさせてやりたい」という気持ちになりますね。

西島:中山は特殊なタイプかもしれないけれど、それでも「興味を持つ」ということは、自ら成長していく若手の共通点だと思います。伸びる人は現場でも、鈑金の仕事に限らず他社の仕事もよく見ています。そういう視野の広さが、総合的な判断力を育て、急速に成長していくんだと思います。

社長:探究心があれば、情報収集→実践という流れが生まれます。中山は工具を自分で探してきて、「こんな道具があるんですけど、良さそうじゃないですか?」と聞いてくることもあるんですが、「本当に仕事が好きなんだな」と思いますよね。こちらもぼんやりしていられないと、背筋が伸びるような気がします。

ミスを隠さず、素直に向き合えるかどうか

Q. 仕事でミスは避けられませんが、どのように判断していますか?

社長:ミスは誰にでもあります。ただ問題は、その後どうするかですね。僕も昔、材料を切る場所を間違えて、結構な量の材料を無駄にしたことがあるんです。けれど納期は厳守しなければいけないし、一緒に現場に入っている他の職人さんに迷惑をかけるわけにもいかない。

怒られるのはわかっていたんですけど、親方に「申し訳ありません。取りに帰ってもいいですか?」とすぐ連絡しました。後からしっかり怒られましたけどね(笑)。けれどすぐにリカバリーさせてもらえたことで、影響は最小限に抑えられた。職人はミスをするものだし、会社全体でフォローできればいい。とにかく早く、正直な対応が現場を守るんです。

西島:僕も昔、カットミスで納まりがつかなくなったことがあります。「やってしまった…」と思いました。でも報告して、すぐやり直しさせてもらいました。隠して何事もなかったことにしたい気持ちもわかるんです。けれど隠して適当にしようとしても、絶対後でバレる。そうなると自分だけでなく、会社としての信頼を失う可能性すらあります。

社長:その通りです。ミスをしたときというのは、人間性が問われる場面です。ただ難しく考える必要なはくて、「すみません、ミスをしてしまいました。どうしたらいいいですか?」と相談できるかどうか。親方や先輩に即相談できる若手は伸びます。怒られるけれど、次はどうすればミスせずにできるかを考えられる。成長のチャンスなんです。

✂ー・✂ー・✂ー・✂ー・✂ー・

現場で若手と接していると、やる気があると思われる人とそうでない人の間には、実は大きな差はないのかもしれないと感じることがあります。

ただ、そのやる気をどう表現するか――ここが、職人として伸びるための最初の一歩だと私たちは考えています。

そして、どんなに気をつけていても、ミスをゼロにすることはできません。だからこそ、ミスとどう向き合うかが、その人の成長を決めるのです。

山下板金は、若手一人ひとりの「やる気」や「素直な気持ち」を大切にしながら、現場での挑戦と学びを支えていきたいと考えています。

自分らしく働き、職人として成長していける場所を、これからもつくり続けていきます。

 

 

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